近世語
きんせいご【近世語】
国語史の上で江戸時代の言語をいう。 この時代の言語は, ふつう享保(1716-1736)あるいは宝暦(1751-1764)ごろを境として前期と後期に分けられる。 前期は上方語(京坂語)中心, 後期は江戸語中心の時期とされる。 後期においても, 上方語はなお全国に通用する言語であり, 江戸語とともに二大言語圏を形づくっていたが, 次第に江戸語の影響力が大きくなり, 明治維新とともに, 江戸語は東京語へと引きつがれていく。
Japanese explanatory dictionaries.
2013.